第15章~人生のシナリオ(3)

「それからはね、何かの集まりごとに誰かかが急に来られなくなったり、遅れたりしても、
あるいは何かの予定が変更になったりしても、”これはきっと必然なんだな”と  
思えるようになって、楽になっちゃった」とママは言った。      
落胆したり、苛立ったりすることがなくなったからなんだって。  
             
(自分が知らないだけで)もともと想定内の出来事なんだと思えば、  
冷静にその事実を受け入れられるから。      
             
後にHiroさんも同じようなことを言っていた。      
             
勉強会の日、知人に紹介されたお店に寄ってから来るつもりだったのに、
行ってみたら、そのお店が閉まっていた。      
             
今までだったら、がっかりしてたのに、      
その時は、「そのお店には行く必要がなかったんだ」と思えたんだって。
             
そして、そのあと、ふとしたことがきっかけで、ママが2日前にメールで
貸してほしいと頼んでいた本を家に忘れていたことに気付き、  
取りに帰ることに。          
             
おかげでママはその本を借りることができたし、    
これもまた後になってわかるんだけど、      
ママがその本を急いで読まなくてはいけない理由もあった。  
             
Hiroさんがこの一連のことを「シナリオ」と言ったが、    
本当にすべてはうまくシナリオ通りに動いているという出来事だった。