第16章~ペットと繋がる(19)

確かに、動物と会話ができたらいいな、とは思った。  

 

何を考えているかがわかるし、  
例えば病気なども、どこがどういう風に痛いのか聞ければ対処が出来るし。  

でも・・・・。  

みつるお兄ちゃんが言った。

そうだよね。
むこうから散歩してくる犬が、通りすがりに、
「助けて!虐待されてるの」と言ったら、どうしていいのか、わからないよね。

そうだ・・・・。

なまじ、言葉が通じたら、そんなことだってあり得るんだ・・・・。

何もできない自分に苦しむだろう。

だけど。

 

なんで、こんなにうろたえたのか。

 

ママは、気になって仕方がない。

 

そうだ! こんなときこそ、ヒプノ!

 

もし、自分が人に言われた言葉や、何かの出来事に妙にひっかかるとき。

 

自分の中に同じような感情がフリーズされて残っているからかもしれない。

 

潜在意識はそれを記憶しているので、再び同じような経験をするとなぜか気になるのだ。

 

表面意識ではわからない。

 

「ヒプノで、潜在意識に見に行ってみよう」と、ママは言った。

 

「きっと、何かある」