第18章~時間の概念(15)

更に、次の場面。  

 

「バーでお酒を飲んでます・・・・  
なんか、もう絶望的な気持ちで、なにもかもどうでもいいという、やけくそな気持ち・・・  


なんか・・・自分の人生なんか、この先、良いことなんて何もないんだ、みたいな・・・・」  

娘の父親から、  
「お前みたいな奴に娘はやれん!」と仲を引き裂かれたのだった。  


「 (嗚咽)悔しい・・・・・悔しいです・・・  
あの襲ってきた海賊も、・・・お父さんは目の前で殺されたし、・・・  
お母さんも、貴婦人みたいな人だったのに、あんな惨めな・・、  
物乞いして暮らして・・・・なんでこんな人生なんだろう・・・・悔しいです・・・・」  

止め処もなく涙が流れた。  

 

そして、死の場面を通り越し、中間世へ行くと・・・・。  

 

「雲の上にいます。  
  
先に亡くなったお母さんがいて・・・  
  
あれじゃダメだったのよ、って言ってます・・・」  
  
「なんか・・・本当は・・・そうやってお酒に溺れて死ぬんじゃなくって、  
自分では、そこから頑張って切り開いていく、みたいな人生を計画していたようです。  
だけど、そうはいかなかった・・・・というようなことが、なんだかわかります」  
  
ママは、そう言いながら、自身でも、  
「そうだったのか!」と驚いている。